皆さんこんにちは。中国出身のバックパッカー Alex Chen です。高級ホテルよりも、路地裏に潜む穴場を探す旅が好きで、中国国内外を自由に旅しています。今回ご紹介するのは、中国・寧夏(ねいか)の空の玄関口 銀川河東国際空港(INC)。この記事では、空港から市内への移動方法を中心に、バックパッカーや自由旅行者目線で役立つ情報をたっぷりお届けします。これから銀川を訪れる方、あるいは乗り継ぎで空港を利用する予定の方にもおすすめです。それでは、出発しましょう!
目次
銀川河東国際空港の基本情報
- 空港コード:INC
- 住所:中国・寧夏回族自治区銀川市霊武市空港大道 銀川河東国際空港 (Appleマップ / Amap)
- 市内までの距離:約30km
- ターミナル情報:
- T3ターミナル:メインで使用される国内線ターミナル、面積は10.37万平方メートル
- T2ターミナル:国際線用だが便数は少ない、面積は3.2万平方メートル

銀川河東国際空港から市内までの3つの移動手段
銀川には地下鉄がありません。そのため、空港から市街地に行くには、空港バス・高速鉄道(高鉄)・タクシー/配車アプリのいずれかを利用することになります。中でも、コスパ・時間・快適さのバランスが良いのが高鉄。特に一人旅や自由旅行者にはおすすめです。
1. 空港バスで銀川市内へ行く方法
- 乗り場:到着階(1F)3番出口付近
- 料金:20元(約400円)
- 所要時間:約30~40分
- 運行しているバス路線
チケット購入方法
- 空港のバスチケット窓口、または自動券売機にて購入可能
- 現金・WeChat・Alipayいずれも使える
- WeChat公式アカウントでも購入できるが、操作性がやや悪く、現地での購入がおすすめ

2. 高鉄で銀川市内へ行く方法(おすすめ)
銀川河東国際空港の地下1階に「河東空港駅(Hedongjichang)」があり、そこから銀川駅へ直通の高鉄(中国高速鉄道)が利用できます。一人旅や短時間で移動したい方には特に便利です。
- 駅の場所:B1階、空港と直結
- 料金:8~12元(約160~240円)
- 所要時間:21分
- 運行時間:8:00~22:00、ほぼ1時間ごとに運行
- ルート:河東空港駅(Hedongjichang)→ 銀川駅(Yinchuan)
- チケット購入:こちらから検索

3. 配車アプリやタクシーを利用する方法
銀川空港から市内までは距離が遠くないので、3人以上で移動する場合はバスと同程度の料金になります。複数人のグループにはタクシー・DiDiが便利です。
- 乗車場所:
- 配車アプリ(DiDiなど):B1階
- 通常タクシー:1F乗り場
- 一部の配車アプリのドライバーは、3F出発フロアの3番または4番ゲートでのピックアップを指定することもありますが、それでも問題ありません(行列回避できます)
- 料金:約60元(約1,200円)
- 所要時間:約40分

銀川河東国際空港の施設ガイド
支払いアプリダウンロードサポートカウンター(海外ゲスト向け決済サービスセンター)
中国でのWeChat PayやAlipay利用をより便利にするため、銀川河東空港のターミナルには特別なサービスカウンターが設置されています。ここで旅行者は中国の決済アプリのダウンロードや使い方のサポートを受けられます。
- サービス内容:
- WeChat Pay と Alipay アプリのダウンロード・インストールをサポート
- アプリ内で国際クレジットカードを登録し、決済機能を有効化する方法を案内
- 基本的な操作方法の説明や、決済アプリに関する質問への対応
- 場所: 出発階 海外ゲスト決済サービスステーション (Payment Service Station)

銀川空港はコンパクトな地方空港で、国際線の便はほとんどありません。レストランは少しありますが、ショッピング目的なら市内で済ませておくのがおすすめです。
空港内レストラン情報と営業時間
搭乗前に軽食や飲み物を取りたい方には、以下の3店舗が利用可能です。
- スターバックス
- 場所:13番搭乗ゲート付近
- 営業時間:06:00~22:00
- ジャンル:コーヒー、軽食
- 老毛手抓飯(ラオマオ ショウジャーファン)
- 場所:16番搭乗ゲート付近
- 営業時間:06:00~22:00
- ジャンル:寧夏地方料理、ラム肉などの名物
- バーガーキング
- 場所:16番搭乗ゲート付近
- 営業時間:06:00~22:00
- ジャンル:ハンバーガー、ファストフード
混雑状況によっては営業時間が若干前後することもあるので、余裕を持って利用するのが安心です。
手荷物一時預かり所(ロッカー情報)
スーツケースなどを一時的に預けたい場合は、空港内にある有人カウンターを利用できます。ただし、空港地下の高鉄駅には荷物預かりサービスがないため、高鉄を利用する人は空港出発前にここで預けるのがベストです。
- 場所:出発ロビー(2F)の一番左奥、空港警察署の隣
- 営業時間:05:30~23:10
- 料金:
- サイズに応じて1個あたり 5元 / 10元 / 15元(24時間ごとに加算)
- 24時間以内に引き取らなければ追加料金が発生
- 乗り継ぎ利用者は最初の24時間無料
- 注意点:
- モバイルバッテリーやリチウム電池は預け不可
- 預ける前にX線手荷物検査が必要
- 預ける際には身分証が必要、受け取り時は預かり証のみでOK
- 料金は引き取り時に支払います

空港の無料Wi-Fi利用方法
銀川空港では無料Wi-Fiが利用可能です。ログインには携帯電話番号が必要です。
- 接続方法:Wi-Fiを選択後、中国の携帯番号を入力し、SMSで届く認証コードを入力してログイン
- 補足:GoogleやYouTubeなど国外のウェブサイトにアクセスする場合は、VPNの使用が必要になることがあります
通信速度はそこまで早くないですが、SNSやメールチェック程度であれば問題ありません。
空港で一晩過ごせる?
一応可能ですが、個人的にはあまりおすすめできません。銀川河東国際空港は小さく、夜になると大部分のエリアが閉鎖されます。飲食店は全て営業終了し、ベンチも固くてあまり快適ではありません。出発便のために前夜から空港で待つのは正直疲れます。ただし、トランジット(乗り継ぎ)で数時間滞在する場合は、空港内にある「乗り継ぎサービスラウンジ」が使えるので安心です。そこには以下のような設備があります:無料のマッサージチェア、更衣室、ウォーターサーバー、人が少ないリクライニングベンチ、ロッカーなど。完全なホテルのような快適さはありませんが、短時間で体を休めるには十分です。

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