こんにちは!私はMichael Zhang、中国出身の旅行愛好家で、国際旅行の豊富な経験を持っています。歴史と文化が深く根付いた目的地を探索するのが大好きで、とりわけ深い体験を得られる場所に心惹かれます。今日は、古くて美しい北京の皇室庭園である北海公園をご紹介します。このブログでは、北海公園の歴史や観光スポット、そして旅行に役立つ実用的なアドバイスを詳しく解説します。皆さんの北京旅行がさらに色鮮やかになるお手伝いができれば幸いです!
目次
北海公園の紹介
北海公園は北京市の中心部に位置し、故宮の北西部、東側には景山公園、南側には中南海、北側には什刹海(シシャハイ)と接しています。公園全体の面積は68.2万平方メートルで、そのうち水域面積は38.9万平方メートル、陸地面積は29.3万平方メートルに及びます。北海公園は、中国で最も歴史の古い、保存状態の良い古典的な皇室庭園の一つであり、文化的にも非常に価値があります。また、中国AAAA級観光地にも認定されています。
- 住所:北京市西城区文津街1号
- 営業時間:
- 繁忙期(4月1日 – 10月31日):
- 公園全体:6:00 – 21:00(20:30まで入園可能)
- 各観光スポット:8:00 – 18:00(17:30まで入場可能)
- 閑散期(11月1日 – 3月31日):
- 公園全体:6:30 – 20:00(19:30まで入園可能)
- 各観光スポット:8:30 – 17:00(16:30まで入場可能)
- 繁忙期(4月1日 – 10月31日):
- 所要時間の目安:2〜3時間
- 訪れるのに最適な季節:春と秋が特におすすめで、特に4月から10月は景観も天気も最適です。

北海公園地図

北海公園を訪れるべき理由
歴史的背景と文化的価値
北海公園は北京市の中心にあり、中国で最も古い皇室庭園の一つです。その歴史は遼(りょう)時代に遡り、金、元、明、清の各時代にわたり拡張と改修が行われ、現在の規模とレイアウトが形成されました。この庭園は皇室庭園の代表例でありながら、北京の長い歴史を証明する文化的遺産でもあります。
自然の美しさと見どころ
北海公園は総面積68.2万平方メートル、そのうち水域面積は38.9万平方メートルを占めています。公園内には琼華島(キョウカトウ)、東岸、北岸、西岸などの主要なエリアがあり、観光スポットとしては永安橋(ヨウアンキョウ)、永安寺(ヨウアンジ)、小西天(ショウセイテン)、九龍壁(キュウリュウヘキ)、承光殿(ショウコウデン)などがあります。白塔(ビャクタ)は公園の象徴的な建造物で、周囲は緑豊かな木々と赤い壁に囲まれ、美しい景色を楽しむことができます。
おすすめのアクティビティ
北海公園は、散策、ボート遊び、風景観賞など、さまざまなアクティビティが楽しめる場所です。この公園では、皇室庭園の壮大さと江南庭園(コウナン)の優雅さを体感できます。また、公園内には静心斋(セイシンサイ)、画舫斋(ガホウサイ)、濠濮间(ゴウボクカン)など、見どころが豊富に揃っています。
北海公園での楽しみ方
主要スポット
北海公園は、琼華島(キョウカトウ)、東岸、北岸、団城(ダンジョウ)の4つの主要エリアから構成されています。この公園の設計は、「一池三山」の伝説に基づいており、琼華島を中心に設計されています。山頂には白塔(ビャクタ)が建ち、その南側には寺院があります。南側の永安橋(ヨウアンキョウ)は団城を横断し、北側の山頂と山麓を結んでいます。この構造により、公園全体が一体感を持つレイアウトとなっています。
永安橋
永安橋は元代に木橋として建設され、明代には「太液橋」と呼ばれていました。清の乾隆8年(1743年)に改築され、三曲折の三孔アーチ型石橋となりました。橋の両側には48本の望柱が設置されており、1979年には全面的な修繕と強化が行われました。修繕後、88本の蓮の花を模した望柱とハスの葉模様の手すりが新たに追加されました。橋の両端には古い石の獅子や牌坊(ゲート)があり、北海公園内で最大の橋として知られています。また、永安橋と白塔山が一体となり、「北海」を象徴する景観を形成しています。

永安寺
永安寺は北海の白塔山南麓に位置しています。清の順治8年(1651年)に建設され、元々は「白塔寺」と呼ばれていました。この寺院は、西藏(チベット)の喇嘛からの要請を受けて建設されたもので、宗教的・文化的意義が高い建物です。寺院内には、正覚殿(ショウカクデン)、普安殿(フアンデン)、聖果殿(セイカデン)、宗鏡殿(シュウキョウデン)、転角房(テンカクボウ)、順山房(ジュンサンボウ)、そして白塔が含まれています。

濠濮間
濠濮間は北海公園の東岸に位置し、画舫斋(ガホウサイ)や春雨林塘(シュンウリンタン)と同時期に建設されました。この建物は、灰色の瓦屋根を特徴とするシンプルなデザインで、殿宇(建物)と回廊を備えています。敷地面積は4416平方メートル、建築面積は350.12平方メートルです。濠濮間は自然と建築が調和した風景を楽しめるスポットとして、訪れる価値があります。

画舫斋
画舫斋は清の乾隆22年(1757年)に建設され、欧陽修の『画舫斋記』に基づいてデザインされました。北海公園の東岸に位置し、湖辺に停泊している大きな船のような形をしており、実際には森に隠れた独立した庭園です。画舫斋は春雨淋塘(シュンウリンタン)を前殿とし、小さな池を囲むように設計されています。正殿の画舫斋を中心に、東側には古柯亭(ココテイ)、西側には小玲瓏(ショウレイロウ)と呼ばれる2つの精巧な庭園があります。乾隆帝や光緒帝、慈禧太后が訪れた歴史ある場所として知られ、現在でもその美しい環境と建築が訪問者を魅了します。

九龍壁
九龍壁は、元々大円鏡智宝殿(ダイエンキョウチホウデン)の前に建てられた影壁(壁画のある塀)で、清の乾隆21年(1756年)に完成しました。高さ5.96メートル、幅1.60メートル、長さ25.52メートルで、七色の琉璃(ガラス)タイルで装飾されています。壁の両面にはそれぞれ9匹の色鮮やかな龍が雲間や波間で戯れる様子が描かれています。この双面壁(両面壁)は中国に現存する3つの九龍壁の中で唯一のものであり、琉璃建築の最高峰とされています。

静心斋(セイシンサイ)
静心斋は、元々「鏡清斋(キョウセイサイ)」という名前で、北海公園の北岸に位置しています。清の乾隆21年(1756年)に建設され、明代には一般的な官房として使用されていました。敷地面積は約8700平方メートルで、北海公園内でも特に精巧な「園中の園」として知られています。主な建築物には鏡清斋、抱素書屋(ホウソショオク)、韵琴斋(インキンサイ)、碧鮮亭(ヘキセンテイ)、焙茶坞(バイチャク)、罨画轩(エンガケン)、沁泉廊(シンセンロウ)、枕巒亭(チンランテイ)、石橋などがあります。このエリアは、東は山に寄りかかり、西は寺院に接し、南は湖に面しています。静心斋の庭園は、北方庭園の壮大さと江南庭園の繊細さを兼ね備え、中国の庭園芸術の至宝と言えます。

快雪堂書法博物館(カイセツドウショホウハクブツカン)
快雪堂は、澄観堂(チョウカンドウ)、浴兰轩(ヨクランケン)、快雪堂の3つのエリアから成る建築群で、彩色された回廊でそれぞれが繋がれています。澄観堂と浴兰轩は清の乾隆11年(1746年)に建設され、皇帝の離宮として使用されていました。その後、乾隆44年(1779年)に48枚の書法石刻を保管するため、快雪堂が増築されました。この博物館は、中国の書法芸術を愛する人々にとって必見の場所です。

五龙亭(ゴリュウテイ)
五龙亭は、北海公園の太液池(タイエキチ)の北西端に位置し、明の嘉靖年間(1522〜1566年)に建設されました。五つの亭子は中央の龙泽亭(リュウタクテイ)、左側の涌瑞亭(ユウズイテイ)と浮翠亭(フスイテイ)、右側の澄祥亭(チョウショウテイ)と滋香亭(ジコウテイ)で構成されています。乾隆28年(1763年)には木製の弧形橋が石橋に改築され、青石の欄板と柱が設置されました。五龙亭は、白塔と北海湖の風光明媚な景色を一望できる人気の休憩スポットです。

西天梵境(セイテンボンキョウ)
西天梵境は「大西天」とも呼ばれ、静心斋の東側、大圆镜智宝殿(ダイエンキョウチホウデン)の西側に位置し、南側で琼華島と繋がっています。北海公園で最も有名な観光エリアの一つで、元々は明代に建設された西天禅林喇嘛廟でした。清の乾隆24年(1759年)に再建され、西側に拡張されました。その後、1980年に修繕され、一般公開されるようになりました。仏教文化を体感できるこのスポットは、多くの観光客に愛されています。

承光殿(ショウコウデン)
承光殿は団城(ダンジョウ)に位置し、元々は太液池の中にあった小島で、金代には大寧宮の一部でした。元代には「圆坻(エンチ)」または「瀛洲(エイシュウ)」と呼ばれ、至元元年(1264年)に仪天殿(ギテンデン)が建設されました。明の永楽15年(1417年)に再建され、承光殿と改名されました。清の康熙18年(1679年)の地震で一度崩壊しましたが、康熙29年(1690年)に再建され、乾隆11年(1746年)には大規模な拡張が行われました。承光殿には白玉佛が展示され、松の木に囲まれた荘厳な雰囲気が特徴です。

玉瓮(ギョクオウ)
玉瓮は「渎山大玉海(トクザンダイギョクカイ)」とも呼ばれ、至元2年(1265年)に元世祖忽必烈によって制作されました。楕円形の口を持ち、高さ70センチメートル、周囲493センチメートル、重量約3500キログラムという巨大な玉器です。表面には海龍、海馬、海豚、海犀などの神話上の生物が彫刻され、波間を泳ぐ姿が生き生きと描かれています。この玉瓮はかつて琼華島の广寒殿(コウカンデン)に設置され、宴会用の酒器として使用されたと伝えられています。清の乾隆10年(1745年)に再発見され、乾隆帝は高額を投じて承光殿に移設しました。乾隆14年(1749年)には専用の玉瓮亭が建設され、翰林院の学者たちが作った詩が亭の柱に刻まれています。

北海公園チケットガイド
チケット料金
- 大人
- 繁忙期(4月1日~10月31日):
- 入園券:10元/人
- セット券(おすすめ):20元/人(永安寺、団城、九龍壁などの主要スポットの入場券を含む)
- 閑散期(11月1日~3月31日):
- 入園券:5元/人
- セット券(おすすめ):15元/人
- 繁忙期(4月1日~10月31日):
- 子ども・学生(6歳未満を除き、6~18歳、または大学本科以下の学生対象)
- 繁忙期:
- 入園券:5元/人
- セット券(おすすめ):10元/人
- 閑散期:
- 入園券:2.5元/人
- セット券(おすすめ):7.5元/人
- 繁忙期:
- 無料対象
- 身長1.2メートル未満、または6歳以下の子ども
- 60歳以上の高齢者
営業時間
- 繁忙期(4月1日~10月31日)
- 公園全体:6:00~21:00(最終入園20:30)
- 各スポット:8:00~18:00(最終入場17:30)
- 閑散期(11月1日~3月31日)
- 公園全体:6:30~20:00(最終入園19:30)
- 各スポット:8:30~17:00(最終入場16:30)
チケット購入方法
- オンライン購入:
- 公園の公式WeChatアカウントから事前に購入可能です。
- オフライン購入:
- 公園入口のチケット窓口で当日購入できます。
北海公園でのボート体験
ボートの種類
- 定員:4人乗り、6人乗り、8人乗り、小型フェリー、大型フェリー、ドラゴンボートなど、計10種類。
- 運転方式:電動ボート、足こぎボート、手漕ぎボート。
- デザイン:蓮の花を模したボート、古典風のボート、伝統的な櫓(ろ)漕ぎボートなど、様々なスタイルが揃っています。

料金
- 電動ボート:
- 6人乗り:1時間あたり220元
- 4人乗り:1時間あたり180元
- 足こぎボート:
- 6人乗り:1時間あたり180元
- 4人乗り:1時間あたり120元
- 古典風電動ボート(4人乗り):1時間あたり200元
利用・返却手順
- ボートのレンタル:桟橋のチケット売り場でデポジットを支払い、ボートカードを受け取ります。
- ボートの利用:ボートカードを提示して乗船します。
- 返却:同じ桟橋に戻り、ボートカードとデポジット領収書を提示して返金を受け、利用料金を支払います。
注意事項:
- ボートカードと領収書は必ず保管してください。返却時に必要です。
- 各桟橋ごとに利用可能なボートの種類が異なるため、ボートカードも異なります。同じ桟橋で返却してください。
よくある質問
どのボートがおすすめですか?
乗員数や体力によりますが、足こぎボートが最もバランスが良くおすすめです。手漕ぎボートは体力が必要ですが、より楽しい体験ができます。
湖を一周するのにどれくらいかかりますか?
電動ボートで約1時間、足こぎボートなら2〜3時間が目安です。
ボートからどんな景色が見えますか?
湖の上からは陸地とは異なる視点で公園の景色を楽しめます。また、カモなどの水鳥にも近づけます。
混雑する時間帯はありますか?
週末は特に北門の桟橋が混雑します。10時半頃には行列ができるため、他の桟橋を利用するのも良いでしょう。
営業時間:
- 小型ボート:9:00~16:00(チケット販売終了)
- 大型ボート:最終便は16:40
北海公園のおすすめルート
北海公園を効率よく観光するために、以下のルートを参考にしてください。所要時間や見どころを考慮した2つのルートをご紹介します。
2時間コース(団城&琼華島観光)
- 団城(公園入口)
- 北海南門
- 永安橋
- 永安寺
- 白塔
- 東へ下山し琼島春陰碑(キョウトウシュンインヒ)へ
- 長廊(チョウロウ)
- 漪瀾堂(イランドウ)、道寧斋(ドウネイサイ)
- 閲古楼(エツコロウ)
- 永安橋を通り南門から出る
ポイント:主要スポットを短時間で効率よく巡れるコースです。初めて訪れる方に特におすすめです。
4時間コース(全体観光)
- 団城(スタート地点)
- 琼華島(公園の中心地)
- 漪瀾堂(イランドウ)
- 陟山橋(チョクサンキョウ)
- 濠濮涧(ゴウボクカン)
- 静心斋(セイシンサイ)
- 西天梵境(セイテンボンキョウ)
- 九龍壁(キュウリュウヘキ)
- 快雪堂(カイセツドウ)
- 闡福寺(センフクジ)
- 五龙亭(ゴリュウテイ)
ポイント:北海公園の全ての主要スポットをカバーするルートで、じっくりと公園を堪能したい方に適しています。
北海公園へのアクセス方法
地下鉄でのアクセス
- 地下鉄6号線を利用し、「北海北駅」で下車します。B出口またはD出口から出て、徒歩約6分で北海公園の北門に到着します。
バスでのアクセス
- 北門
- 13路、42路、107路、111路、118路、612路、701路に乗車し、「北海公園北門」バス停で下車。そこから徒歩約5分です。
- 東門
- 5路に乗車し、「西板橋」バス停で下車。徒歩約4分で東門に到着します。
- 南門・西南門
- 5路、101路、103路、109路、124路、128路、専1路、専2路のいずれかに乗車し、「北海」バス停で下車。バス停から徒歩ですぐに到着します。
タクシー・配車アプリでのアクセス
北京市内からタクシーや配車アプリを利用すると、出発地点や交通状況に応じて15~30分程度で北海公園に到着します。料金の目安は30~50元程度です。便利で時間を節約したい方におすすめです。
北海公園周辺のおすすめレストラン
北海公園を訪れた際は、周辺のグルメスポットもお楽しみください。多様なジャンルの料理を楽しめるレストランが揃っています。
- 成都駐京弁餐館(蜀都賓館)
- 四川料理の老舗で、20年以上営業しています。清潔感があり、ボリュームも満点でコスパ抜群です。
- 平均予算:104元
- おすすめ料理:毛血旺(麻辣スープ)、担担麺、夫妻肺片(牛内臓の和え物)
- 1901 Cafe(西四)
- 教会を改築して作られた雰囲気抜群のカフェで、リラックスしたい時に最適です。
- 平均予算:65元
- おすすめメニュー:アメリカンコーヒー、1901カフェスペシャル、アイスラテ
- 凯来登・地道湘菜(西四)
- 開業してから約30年の湖南料理専門店。新鮮な食材と心地よいサービスが特徴です。
- 平均予算:92元
- おすすめ料理:炒めた黄牛肉、長沙風臭豆腐、土匪風豚レバー
- 紅花点心局(護国寺)
- 軽食やスイーツを楽しむのにぴったりのスポットです。
- 平均予算:51元
- おすすめメニュー:バタフライパイ、三国女王巻、アーモンド豆腐
- 東発道茶冰庁(西単大悦城)
- 香港風のカフェで、バラエティ豊かなメニューが揃っています。安定した味わいで安心して選べます。
- 平均予算:85元
よくある質問
北海公園はベビーカーでの訪問に適していますか?
北海公園の多くのエリアはベビーカーでの移動が可能ですが、琼華島や静心斋など、一部のエリアでは階段が多く、ベビーカーでの通行が難しい場合があります。このような場所では、便利な場所にベビーカーを駐車し、抱っこで移動するのがおすすめです。
荷物の預け場所はありますか?
公園内には公式な荷物預かり所はありませんが、近くの小さなお店で預けることが可能です。料金の目安は、荷物1個あたり10~20元です。
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