皆さん、こんにちは!私はMichael Zhang、旅行が大好きな中国の旅行達人で、豊富な国際旅行経験を持っています。私は歴史的遺跡を探索し、文化的な深みを掘り下げることに特に魅力を感じています。今日は、上海の歴史と文化に満ちた霊的な寺院、龍華寺をご紹介できることを嬉しく思います。歴史好きの方、信仰心に満ちた巡礼者、または都市の喧騒から逃れて静寂を求める旅行者にとって、龍華寺はすべての期待に応えてくれる場所です。 では、龍華寺の悠久の歴史、象徴的なスポット、そしてその周辺に隠れた魅力を一緒に深く掘り下げて、完璧な旅行体験をお届けしましょう!



龍華寺紹介

龍華寺は、上海市徐匯区龍華鎮に位置し、上海で最も古く、最も規模の大きな仏教寺院です。面積は2万平方メートル以上、建築面積は5219平方メートルで、長さ194メートルの中軸線に沿って、彌勒殿、天王殿、大雄宝殿、三聖殿、方丈室、蔵経楼など、六つの殿堂が並んでいます。

  • 住所:上海市徐匯区龍華鎮龍華路2853号 (Appleマップ/Amap)
  • 開門時間:年中無休、7:00~16:30(香期:農暦初一、十五は6:00~16:30)
  • 推奨観光時間:2~3時間
  • 最適な観光シーズン:四季折々
  • 入場料:無料
龍華寺と七層八角塔が門から見える風景

龍華寺地図

龍華寺の主な見どころを示す地図

龍華寺の名前の由来

龍華寺の名前は、仏教経典に記されている、弥勒菩薩が龍華の木の下で仏果を得たという伝説に由来しています。伝説によれば、龍華寺は三国時代の孫権が母のために建てたとされ、1700年以上の歴史があります。ただし、文献に記録された歴史によると、龍華寺は北宋の太平興国2年(977年)に創建されたとされています。北宋の治平3年(1066年)に龍華寺は「空相寺」と改名され、現在もその「空相寺」の額や碑の一部が残っています。明の永楽年間(1403~1424年)には、再び元の名前「龍華寺」に戻され、1574年の明の万暦2年には「大興国万寿慈華禅寺」と命名されましたが、現在も龍華寺という名前が使われ続けています。


龍華寺に訪れるべき理由

悠久の歴史

龍華寺は東漢時代に創建され、1700年以上の歴史を誇る上海で最も古い、そして最大規模の仏教寺院です。何度も壊れて再建されましたが、現在見ることのできる主要な建物は清の光緒年間に再建されたものです。龍華寺は仏教の聖地であるだけでなく、豊かな歴史と文化を有しているため、訪れる価値が十分にあります。

歴史的背景と文化的価値

龍華寺は元々東漢時代の孫権によって建てられ、時代の興亡を経て、今なお多くの人々が訪れる場所です。名前は仏教経典の弥勒菩薩が龍華の木の下で仏果を得たという故事に由来し、これが龍華寺の宗教的な深さを物語っています。龍華寺は幾度か改名されましたが、最終的に「龍華寺」に戻り、現在では国の重要文化財に指定されています。

祈福と観光客の体験

龍華寺は、その霊験あらたかな祈福効果でも有名で、特に学業、名誉、仕事に関する祈願で訪れる人々が多いです。多くの訪問者は、龍華寺で祈願した後にその願いがかなったと報告しています。このため、龍華寺は多くの人々にとって心の避け所となっており、またその静かな環境には多くの緑や庭園、井戸、高塔などがあり、訪れる人々は心を落ち着け、リラックスすることができます。寺内の精進料理や素面も好評で、味も良く、価格もリーズナブルです。


龍華寺での活動

主な見どころ

龍華塔

龍華寺内には、龍華塔という仏塔があります。この塔は宋の太平興国2年(977年)に建てられた七層の八角形の木造塔で、約41メートルの高さがあります。内部はレンガで作られており、その中には四角い小部屋があります。外部には木造の廊下があり、その構造や形式は宋代の建築スタイルを反映しています。塔は八角形ですが、塔の中心の部屋は四角形であり、各階ごとに45度回転するため、各階の面の位置が変化し、壁面と重量の分布が均等になるよう設計されています。その外観は、階層ごとに異なるデザインが施され、視覚的にも非常に興味深いものです。また、塔のレンガのアーチや交差した手のひらなども、宋代の建築的特徴を示しています。

龍華寺の象徴的な七層八角の龍華塔

山門

龍華寺の山門には、中央に隷書で書かれた「龍華」の文字が描かれた額が掲げられています。その上には、拡大された金印があり、印には「欽賜神堂龍華講寺之宝印」と刻まれています。これは龍華寺三宝の一つで、皇帝から贈られた金印であり、実際は玉製ですが、皇帝から贈られたため金印と呼ばれています。額の横には「江南古刹」や「人間兜率」の文字が書かれており、龍華寺が江南最古の寺院の一つであることを示しています。そのため、「江南古刹」とも称されています。

龍華寺の赤と金で装飾された山門

弥勒殿

龍華寺では、他の寺院とは異なり、最初の殿は弥勒殿です。弥勒殿の屋根には、仏教の指導者であり優れた書道家である赵朴初によって書かれた「龍華寺」の額が掲げられています。殿門前には、左右に石獅子が座っており、雄獅子の足には球があり、これは宇宙を共に巡ることを表現しています。雌獅子の足元には小さな獅子があり、これは子孫繁栄を意味しています。獅子の座は須弥座で、この獅子は「三王獅」と呼ばれています。須弥座には、百花の王である牡丹、百鳥の王である鳳凰、そして百獣の王である獅子が彫刻されています。そのため、「三王獅」を持つ寺院は、最高級の規模を誇るとされています。弥勒殿の正面の壁には「九獅」のレンガ彫刻が施されており、「救世」の意味が込められています。弥勒殿に入ると、正面には微笑みを浮かべ、腹部を露出した弥勒菩薩の化身である布袋和尚が迎えてくれます。

龍華寺の彌勒殿にある笑顔の布袋像

天王殿

弥勒殿の後ろには天王殿があり、正中には天冠弥勒像が奉納されています。これは弥勒菩薩の法身像で、正装を身につけた姿で、周りには四天王が立っています。弥勒菩薩の背後には韋駄天が立ち、大雄宝殿を見つめています。

龍華寺の天王殿と伝統的な中国語の額

大雄宝殿

弥勒殿の後ろには、重檐歇山頂の堂々たる大雄宝殿があります。正脊には霊鷲山の彫刻があり、威厳を放っています。大殿の中央には、毗盧帽をかぶり、手に毗盧印を持つ毗盧遮那仏が奉納されています。左脇には文殊菩薩、右脇には普賢菩薩が立ち、左右には二十天神と十八羅漢が並んでいます。その背後には五十三参童子が観音菩薩を拝んでいます。このシーンは、仏祖が2500年前に霊鷲山で法を説いた時の壮大な様子を再現しています。

龍華寺の大雄寶殿で精巧な彫刻を展示

観音堂

三聖殿の西側にある観音堂には、観音菩薩の三十二化身像や千手観音像があります。また、天神、人間、鬼神を代表する大功徳天、波斯匿王、八部鬼衆の像も並んでいます。

龍華寺の観音堂にある千手観音像

龍華寺の入場ガイド

龍華寺の入場料金

  • 入場料:無料、予約も不要です
  • お香の料金:20元で3本のお香、または3元で小さなお香一束

龍華寺のガイド

龍華寺では、専門のガイドは必要ありません。寺院の面積が比較的小さく、見どころが集まっているため、訪問者はガイドラインに従って自分で見学することができます。龍華寺での主な体験は、お香を供えることと、寺院の静かな雰囲気を感じることです。各殿堂には明確なサインと説明があり、訪問者はその歴史や文化的背景を簡単に理解することができます。


龍華寺でのお香の供え方

龍華寺南門(正門)からの進み方

  1. 入口の右側にお香の販売所があり、20元で大きなお香3本、または3元で小さなお香一束を選べます。
  2. お香を購入したら、両手を合わせて名前と願い事を心の中で唱え、龍華塔を時計回りに3回歩きます。
  3. 塔を一周した後、正門に戻り、お香を点火し、時計回りに4つの方向にそれぞれお辞儀をして、お香を香炉に供えます。
龍華寺の香炉のそばにあるお供え用の香

龍華寺の仏教活動

元旦の撞鐘

1991年から毎年12月31日に、龍華寺では新年の鐘を撞くイベントが開催されています。このイベントは多くの国内外の観光客を引きつけ、国家観光局により国家レベルの観光プロジェクトとして認定されています。

  • 入場料:100元
  • 鐘を撞く費用:200元

龍華寺の庙会

毎年3月または4月には、龍華寺庙会が行われます。上海には「三月三日、龍華に登り、桃の花を見る」という言い伝えがあり、農暦の3月3日、弥勒菩薩が布袋和尚の姿で現れる日として、春の桃の花が咲く時期に龍華寺で記念の法会が開かれます。この時期、香火が盛んで、地元の人々や小商人が集まり、庙会が盛大に行われます。毎年、龍華庙会では、ドラゴン舞や獅子舞のパフォーマンス、昔ながらの上海の街頭技芸の展示、地元の特産品や美味しい料理が販売され、多くの観光客で賑わいます。

龍華寺の廟会とお祭りの装飾

龍華寺の法会

龍華寺では、ほぼ毎月法会が行われており、通常その期間は1〜2日です。たとえば、農暦の7月15日には盂蘭盆法会が開催されます。もし、龍華寺を訪れる際に法会が行われていれば、ぜひ参加してみてください。仏教の儀式や伝統的な文化を体験できる素晴らしい機会です。

龍華寺の法会で黄色い傘と群衆が見える風景

上海市区から龍華寺へのアクセス方法

地下鉄

  • 地下鉄11号線または12号線に乗り、龍華駅で下車後、4番出口から出て、徒歩5分で龍華寺に到着します。
  • 地下鉄3号線に乗り、龍漕路駅で下車後、3番出口から出て、徒歩約10分で龍華寺に到着します。

バス

41路、44路、73路、87路、104路などのバスで龍華寺に直接アクセスできます。

タクシー/配車サービス

上海市内からタクシーや配車サービス(Uberなど)を利用して龍華寺に向かう場合、約20~30分の距離です。料金は約30元程度です。


龍華寺周辺のおすすめグルメ

龍華寺内の素面は、ベジタリアンの方々にとって特におすすめです。麺とトッピングは無制限でおかわりができます。

  • 場所:龍華寺内、最奥の位置
  • 価格:羅漢面 15元
龍華寺内で準備されているベジタリアンヌードル

よくある質問

龍華寺はベビーカーでの入場に適していますか?

龍華寺の敷地は主に石畳で、一部のエリアには階段もあるため、ベビーカーの利用には不便を感じるかもしれません。よりスムーズに参拝するためには、ベビースリングを使うことをおすすめします。

荷物の預け場所はありますか?

龍華寺内には公式な荷物預かり所はありませんが、寺院の入口から約200メートルの場所に、龍華地下鉄駅3号口付近に荷物預かりサービスがあります。営業時間は08:00~21:00です。


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